ニコンイメージングジャパンは20日、同社初のアクションカメラ「KeyMission 360」、「KeyMission 170」、「KeyMission 80」の3モデルを発表した。10月28日に発売する。価格はオープンで、店頭予想価格(税込み)は360が65,000円前後、170が51,000円前後、80が35,000円前後。

KeyMission 360

KeyMission 360は、4K UHDに対応し全方位360度の動画撮影が可能なコンパクトアクションカメラ。カメラを中心に水平 / 垂直の全方位の撮影が可能となっている。IPX8相当の30m防水性能、2mの耐衝撃、-10度耐寒、IP6Xの防塵性能を備えるなど、耐環境性能に優れ、スキー / スカイダイビング / 登山といったアウトドアでの使用に適している。

KeyMission 360

レンズの焦点距離は1.6mm(35mm判換算8.7mm相当)で、開放F値は2.0。レンズ構成は7群7枚。記録ファイル形式は静止画がJPEG、動画がMP4で、記録媒体にはmicroSDXCメモリーカードを使用する。スマートフォン向けアプリ「SnapBridge 360/170 アプリ」と、PC向けソフト「KeyMission 360/170 Utility」を使うことで、撮影した画像の自動転送やカメラの設定も可能だ。

主な仕様は、撮像素子が1/2.3型の原色CMOS、総画素数が2,114万画素×2で、有効画素数は2,389万画素。IEEE802.11b/gに準拠したWi-FiとBluetooth 4.1に対応し、本体サイズは約W65.7×D61.1×H60.6mm(レンズプロテクター含む)、重量は約198g(レンズプロテクター、電池、メモリーカード含む)。

KeyMission 170

KeyMission 170は、画角170度の超広角撮影が可能なモデル。電子式手ブレ補正機能を搭載し、3,840×2,160ドットの4K UHD動画が撮影できる。搭載レンズは1基で、レンズの焦点距離は2.4mm(35mm判換算15mm相当)、開放F値は2.8。レンズ構成は5群7枚。撮影モードも豊富で、スロー動画を挿入して動画を演出する「スロー挿入動画」、動画と静止画の同時記録「動画+静止画」、撮影者の視点を倍速で記録する「スーパーラプス動画」、一定時間の映像を繰り返す「ループ動画」、一定間隔で撮影した静止画をつなぎ合わせる「タイムラプス動画」などを備える。

KeyMission 170

主な仕様は、撮像素子が1/2.3型の原色CMOS、総画素数が1,271万画素で、有効画素数は829万画素。34万ドットの1.5型TFT液晶を搭載し、本体サイズは約W66.4×D42.7×H46.8mm(レンズプロテクター含む、突起部除く)、重量は約134.5g(レンズプロテクター、電池、メモリーカード含む)。耐環境性能や使用できるアプリなどは「KeyMission 360」とほぼ共通。

KeyMission 80

KeyMission 80は、片手のまますばやく撮影できる携行性に優れたモデル。ブラックとシルバーの2色を用意する。耐環境性能はIPX7相当の30m防水機能、1.5mの耐衝撃、-10度耐寒、IP6Xの防塵性能など。

KeyMission 80

メインカメラとは別に自分撮り用カメラも搭載。レンズの焦点距離はメインカメラが4.5mm(35mm判換算25mm相当)、開放F値は2.0、レンズ構成が6群6枚。自分撮り用カメラが1.8mm(35mm判換算22mm相当)、開放F値は2.2、レンズ構成が4群4枚。撮影機能は「タイムラプス動画」や「ルート撮影」などを備える。スマートフォン用アプリ「SnapBridge」に対応し、撮影した静止画の自動転送が可能。

撮像素子はメインカメラが1/2.3型の原色CMOS、総画素数は1,271万画素で、有効画素数は1,235万画素。自分撮り用カメラが1/5型の原色CMOS、総画素数は565万画素で、有効画素数は492万画素。

約23万画素の1.7型TFT液晶を搭載し、本体サイズは約W44.8×D15×H86.5mm(突起部除く)、重量は約74g(内蔵充電池、メモリーカード含む)。記録メディアや通信機能などは「KeyMission 360」とほぼ共通。