Q.生命保険に加入していますか?

病気やケガはいつ自分の身にやってくるか分からない。そんな突然のリスクのための備えである生命保険、どれくらいの人が加入しているのだろうか。今回はマイナビニュース会員のうち男女300名に、生命保険に加入しているかどうか、またその理由について聞いてみた。

Q.生命保険(終身保険、定期保険、収入保障保険、医療保険、がん保険、養老保険など)に加入していますか?

はい 77.3%
いいえ 22.7%

Q.(加入している人)どうして生命保険に加入しようと思いましたか? (加入していない人)生命保険に加入していない理由を教えてください

生命保険に加入している理由

■万が一の備え
・「病気やけがをした時のために」(48歳女性/エステティック・美容・理容/事務・企画・経営関連)
・「もしものときに、備えるため」(52歳男性/教育/技能工・運輸・設備関連)
・「何かあった時に家族の負担を減らすため」(42歳男性/設計/建築・土木関連技術職)
・「医療保険を含め、何かあったときの備えのため」(34歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)
・「何か病気などのトラブルにあったときの補償が欲しかったから」(29歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)

■加入のきっかけは
・「結婚して自分だけの人生ではないと思ったから」(29歳女性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「結婚して生命保険に加入、子供が生まれて医療保険を追加した」(56歳男性/その他電気・電子関連/IT関連技術職)
・「社会人になってから勧誘されて」(57歳男性/専門商社/営業関連)
・「就職が決まったタイミングで入った」(33歳女性/専門商社/事務・企画・経営関連)
・「親が加入してくれたので、そのまま継続しています」(35歳女性/ソフトウェア・情報処理/専門サービス関連)

■オススメされた人は
・「まわりからすすめられて」(31歳男性/教育/IT関連技術職)
・「会社から勧められたから」(37歳男性/食品/販売・サービス関連)
・「営業員に勧められて」(47歳男性/ビル管理・メンテナンス/技能工・運輸・設備関連)
・「ファイナンシャルプランナーの友達の勧め」(45歳女性/医療用機器・医療関連/専門サービス関連)
・「テレビコマーシャルなどを見て、必要に感じた」(48歳男性/専門店/事務・企画・経営関連)
・「急な病気や、もしもの時に備えて。また、銀行の人に勧められて、貯蓄目的で入った」(54歳男性/輸送用機器/メカトロ関連技術職)

■実感がわいた瞬間
・「30歳を超えて病気になるリスクが増えてくることもあり将来に備えて加入した」(35歳女性/繊維・アパレル/事務・企画・経営関連)
・「そろそろ必要だと思って来たから」(34歳男性/コンピューター機器/メカトロ関連技術職)
・「突然病気で入院したことがあったから」(49歳女性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「周囲が、病気になるのを見てから」(42歳女性/医療・福祉・介護サービス/その他技術職)
・「職場のスタッフで若くしてがんを経験した人がいたので」(33歳女性/化粧品・医薬品/専門サービス関連)

■運用を考える人も
・「貯蓄目的で」(37歳男性/システムインテグレータ/IT関連技術職)
・「資産運用になるから」(38歳男性/クレジット・信販/営業関連)
・「生命保険料控除がお得だと思った」(29歳女性/公益・特殊・独立行政法人/事務・企画・経営関連)
・「年末調整対策のため」(46歳男性/コンピューター機器/IT関連技術職)
・「老後の備えになったり、銀行に預けておいたりするよりも効率的な商品があったから」(38歳女性/ドラッグストア・調剤薬局/販売・サービス関連)

生命保険に加入していない理由

■必要ない
・「10年以上病院にかかってないから」(36歳女性/フードビジネス/販売・サービス関連)
・「現在、健康なので」(33歳男性/官公庁/公共サービス関連)
・「独身だから」(39歳男性/広告・出版・印刷/その他・専業主婦等)
・「結婚していないので」(33歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)

■ネックは保険料
・「保険料が高い!」(65歳男性/サービス/事務・企画・経営関連)
・「お金がかかるから」(24歳女性/人材派遣・人材紹介/事務・企画・経営関連)
・「経済的余裕がないから」(54歳男性/食品/技能工・運輸・設備関連)
・「貯金を優先しているので」(33歳男性/教育/専門サービス関連)

■よく分からない
・「自分に合うものを判断できないから」(29歳女性/その他電気・電子関連/IT関連技術職)
・「まだどの保険に入るべきか悩んでいる」(28歳男性/設計/メカトロ関連技術職)
・「種類が多すぎて考える気にならない」(39歳男性/教育/専門サービス関連)
・「手続きが面倒そう。どの会社がよいのかわからない」(37歳女性/ソフトウェア・情報処理/その他・専業主婦等)
・「まだ検討中なので」(28歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)

■総評
生命保険に加入している人は77.3%と高い割合となった。やはり万が一の病気やケガに備えておきたい、という意見が大多数のようだ。

保険に加入するタイミングとしては「就職」と「結婚」が多いことが分かった。会社や販売員に勧められた、というケースも多かった。「家族ができたから、生活に困らないだけの補償を」と考えるのはごく自然だろう。反対に、加入していない人からは「独身だから」という理由が挙げられていた。「親が加入してくれていたからそのまま」という回答もいくつか見られたが、その場合、年齢やライフステージに合わせて、定期的な補償の見直しも必要かもしれない。

30代、40代になると「突然病気で入院した」とか「周囲の人が病気になった」といったきっかけで、自分も保険に入らなければ……と必要性を感じ始めるようだ。もっとも多かったのは「ガン」への不安を語る回答で、高額な治療費がかかるガンの保険にはぜひ入っておきたい、と感じている人が多いことがわかった。対して、加入していない人の中で「まだ必要ない」と答えた人は、20代から30代前半の若い人が多かった。

不安や心配、というよりも、貯蓄や資産運用目的、生命保険料控除狙いで保険に加入している人もいるようだ。保険に「入っていない」と回答していた人の理由として「保険料が高い」という理由が目立っていたが、実際に「返って来る」と考えれば、そこまで高いと感じないかもしれない。貯蓄型の保険や年金保険、また終身保険でも返戻率の高いものなど、さまざまな商品があるので、自分にあった保険を探してみるといいだろう。

調査時期: 2016年8月24日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性208名 女性92名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート