KDDIは10月3日、「auの損害ほけん」の商品ラインナップの一つとして、au損害保険(au損保)を引受保険会社とする自転車向け保険「au自転車向けほけんBycle S」の提供を開始する。
「70才からの自転車向け保険 au自転車向けほけん Bycle S」 |
「au自転車向けほけんBycle S」は、従来の「au自転車向けほけん」では「74歳」である加入年齢上限を、「89歳」にまで拡大した保険。月々560円の保険料負担で、個人賠償最大2億円の補償や自転車のロードサービスなどを受けることができる。なお、ネット申し込みすることが可能な「自転車向け保険」において、89歳まで加入できる商品を提供するのは、損保業界初とのこと。
コールセンターや窓口で75歳以上の利用者からも自転車保険への加入について多くの要望があったことに加え、2015年の自転車乗用中の交通事故死の割合は65歳以上が約7割だったこと(警察庁交通局「平成27年における交通事故の発生状況」)、自転車事故の加害者側に高額な賠償を命じるケースも発生していることなどもふまえ、今回の提供開始に至ったという。
なお、au損害保険では10月3日、東京都および埼玉県と締結した「自転車の安全利用に向けた協定」に基づき、保険料収益の一部を寄付する制度を開始する。寄付金については、自治体での自転車の安全利用啓発活動やヘルメット着用普及のために利用される予定。