女優の桐谷美玲が主演を務めたフジテレビ系月9ドラマ『好きな人がいること』の最終話(19日21:00~21:54)視聴率が8.4%だったことが20日、明らかになった。

『好きな人がいること』に出演する(左から)三浦翔平、桐谷美玲、山崎賢人、野村周平=7月4日記者会見より

同ドラマは、初回は10.1%でスタートし、2話で10.4%に上昇したものの、その後は1ケタ台を推移。前週の9話で9.4%まで盛り返したが、最終話は8.4%にとどまり、全10話平均視聴率は8.9%となった。

前クールで、月9史上ワーストの全話平均視聴率8.4%だった福山雅治主演『ラブソング』は上回ったものの、月9は、1月クールの『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(全話平均9.7%)から3クール連続で全話平均1ケタという状態が続いている。

一方で、フジテレビの宮道治朗編成局次長は、今月行われた同局10月改編発表会で、放送後7日間の無料配信サービス「+7(プラスセブン)」での『好きな人がいること』の再生回数が驚異的な数値を記録していることを説明。その上で、「取り巻く環境がこれだけ変わってきている中で、配信再生数というものも本当に重要な指標の1つとして捉えていきたい。世帯視聴率が1ケタだからといって、その番組が失敗かどうかというのは一言では絶対に言えない時代になっている」との考えを示している。

なお、19日はテレビ朝日で正午から10時間にわたって『30周年記念特別番組 MUSIC STATION ウルトラFES 2016』が放送。福山雅治が大トリを務め、月9の裏にあたる19時から21時48分の時間帯の視聴率は、13.9%だった。

視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区。