シグマは20日、フルサイズ対応となる焦点距離12-24mmの超広角ズームレンズ「SIGMA 12-24mm F4 DG HSM|Art」を発表した。対応マウントはシグマ用 / ニコン用 / キヤノン用の3種を用意。発売日と価格は未定。ドイツのケルンにて開催の「Photokina 2016」、シグマブースで参考出品する。

SIGMA 12-24mm F4 DG HSM|Art

シグマのレンズプロダクトライン「Art」に属する超広角ズームレンズ。焦点距離12-24mmレンズの3代目となるモデルで、ズーム全域で開放値F4での撮影に対応。

最新の技術をふんだんに投入しており、周辺部まで高い描写性能を発揮する。レンズ構成は11群16枚で、グラスモールド非球面レンズを適所に配置。FLDガラス4枚とSLDガラス1枚を使用することで倍率色収差を補正し、望遠側の描写に配慮している。

従来モーターの約1.3の倍トルクが得られる新設計の大型HSMは、低速でも安定した動作が可能となっている。

真鍮製バヨネット・マウントを採用し、マウント部はゴムのシーリングを施すことで簡易防塵・防滴構造に対応。レンズ前玉には撥水・防汚コートも施している。

シグマSA用交換レンズ、およびキヤノン用交換レンズをソニーE マウントボディで使用できるコンバーター「MC-11」にも対応。ニコン用は電磁絞り機構を搭載する。

そのほか主な仕様は、最小絞りがF22、絞り羽枚数が9枚(円形絞り)、画角が122~84.1度。最短撮影距離は24~25.8cmcm、最大撮影倍率が1:4.9。本体サイズは最大径102mm、長さが131.5mm、重量は1,150g。