プラネットはこのほど、「スケジュール管理」に関する意識調査の結果を発表した。調査は8月5日~26日、ネットリサーチ「DIMSDRIVE」のモニター4,207名を対象にインターネットで行われた。

スケジュール管理は"紙"が主流

「スケジュール管理の方法」

日常的にスケジュール管理を行っている人を対象に、どのような方法でスケジュール管理をしているのか尋ねたところ、紙の手帳やカレンダーなど「紙のみ(46.3%)」を利用している人が半数近くを占め、さらに、電子機器を併用している「紙メイン(18.0%)」の人を合わせると、「紙」の利用者は6割超に達した。一方、スマートフォンやパソコンなど「電子機器のみ(18.5%)」の利用者は2割以下という結果に。電子機器が日常生活に浸透した現代でも、紙をベースにしたスケジュール管理が主流であることがわかった。

年代別に見ても、すべての年代で「紙のみ」が最も多く、電子機器に最も親しんでいると思われる20代でも4割を超えた。

男女別で見てみると、女性は圧倒的に"紙派(紙のみ+紙メイン)"が多く、75.2%という高い割合に。一方、男性は"紙派"が56.6%と過半数ではあるものの、"電子機器派(電子機器のみ+電子機器メイン)"も43.4%と追い上げを見せた。

"手書き"の良さ、"電子機器"の利便性

「紙を利用している理由」

次に、スケジュール管理に「紙」を利用している人に、その理由を教えてもらったところ、「使い続けているから(57.9%)」が1位となり、続く2位は「慣れ親しんでいるから(56.0%)」だった。

男女別に注目すると、ほぼ全ての項目で女性の値が男性を上回っており、中でも、「手書きが早いから」や「書くと覚えるから」の項目で大きな差が見受けられた。また、「文字、イラストなど付け加えられる」「サイズ、色にこだわる」「写真やイラストなどが変わるので、四季を感じたり気分転換できる」などの項目でも女性の値が男性を上回り、女性は"手書き"である点や、オリジナリティーを出しやすいことに「紙」のよさを感じていることが読み取れた。

「電子機器を利用している理由」

一方、「電子機器」を利用している理由としては、「スケジュール変更時に対応しやすい(39.2%)」が1位に。データの変更がしやすい"利便性"が電子機器を利用する最大の理由であることがわかった。

続く2位は「使い続けているから(29.3%)」、3位は「慣れ親しんでいるから(23.5%)」がランクイン。この2項目については男女差が大きく、男性の値が女性を10%前後も上回る結果に。男性は女性に比べ、仕事などで電子機器を使う場面が多く、"いつも使っていて慣れている"ことも、一つの理由になっていることがうかがえた。

「紙と電子機器を併用している理由」

さらに、「紙」と「電子機器」を併用している人たちの理由も探ってみた。その結果、「紙」をメインに利用し「電子機器」も併用している人の理由としては、「電子機器のみではバッテリー切れ、水濡れなどによるデータの破損が心配だから(47.5%)」が断トツの1位に。対して、「電子機器」をメインに利用し「紙」を併用している人からは、「手書きは後で読み返すと、わからない場合があるから(34.4%)」という意見が最も多く、次いで「手書きは複数人の予定を合わせるのが大変だから(27.1%)」が続いた。