本田技研工業(ホンダ)は15日、「EICMA2015(ミラノショー)」に出品した「シティ・アドベンチャー・コンセプト(City Adventure Concept)」をベースに開発を進めている新型二輪車「X-ADV」の量産を決定したと発表した。詳細は2016年の「EICMA2016」にて発表し、発売は2017年を予定している。
「X-ADV」は、アドベンチャースピリットにあふれるスタイリングと装備に加え、都市での快適な走行と利便性を高次元で融合させた、新しいジャンルをめざしたモーターサイクル。アップライトなライディングポジションと、衝撃吸収性に優れた前後サスペンションなどにより、未舗装路の走行も考慮されている。
5段階に調節可能なウインドスクリーンや、フルフェイスヘルメットが収納できるラゲッジボックスも装備するなど、都市部での快適な走行と高い利便性も備え、トランスミッションにはホンダ独自技術の二輪車用DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)を標準装備とした。
なお、「X-ADV」のコンセプトを表現したティザー映像「Every road is my road」がYouTubeの動画サイトで公開されている。