ディーアンドエムホールディングスは9月16日、デノンブランドのプレミアムAVレシーバー「AVR-X6300H」「AVR-X4300H」を発表した。発売は10月中旬。希望小売価格は、AVR-X6300Hが28,0000円で、AVR-X4300Hは160,000円(いずれも税別)。

AVR-X6300H

AVR-X4300H

AVR-X6300HとAVR-X4300Hは、ハイエンドAVレシーバー「AVR-X7200W」の回路設計技術や高音質化技術を取り入れたミドルクラスのAVレシーバー。

AVR-X6300Hは、11chのパワーアンプを内蔵しており、追加パワーアンプなしで「7.1.4」構成を実現できる。AVR-X4300Hの内蔵パワーアンプは9chで、単体では「5.1.4」や「7.1.2」までの対応となるが、11.2chプロセッシング/プリアウトをサポートしており、将来的なシステムアップが可能だ。

パワーアンプはいずれもフルディスクリート構成で、初段の差動増幅段にデュアルトランジスタを採用する。実用最大出力は、AVR-X6300Hが250Wで、AVR-X4300Hが235W(6Ω、1kHz、THD 10%、1ch駆動)。

Dolby AtmosとDTS:Xに対応。HDMI端子は8入力/3出力を装備し、いずれも著作権保護技術のHDCP 2.2に対応している。HDRコンテンツやBT.2020のパススルーも可能だ。

AVR-X6300H(上)とAVR-X4300H(下)の背面パネル

AVR-X7200Wと同シリーズの最新世代DACチップを搭載。ハイレゾ音源は、5.6MHzまでのDSDと、192kHz/24bitまでのFLACやWAVを再生可能だ。ネットワークだけでなく、USBからも同等の再生を行うことができる。

電源回路には、いずれも専用開発された大型EIコアトランスを採用。また、専用チューニングされた15,000μFのブロックコンデンサーも使用している。デジタル回路用のスイッチング電源は、スイッチング周波数を可聴帯域外にシフトさせることで、再生音への影響を排除している。

ネットワークは、有線LAN、無線LAN(IEEE 802.11 a/b/g/n)、Bluetoothに対応。AppleのAirPlayやインターネットラジオ機能も搭載している。本体サイズは、AVR-X6300HAがW434×D383×H167mmで、AVR-X4300HAはW434×D389×H167mm。質量はAVR-X6300HAが14.5kgで、AVR-X4300HAは13.5kgだ。