大垣共立銀行「手のひら認証ATM"ピピット"」

大垣共立銀行は2017年春、口座開設から窓口・ATM取引までを"手のひらだけ"で行える全国初のサービスを開始する。

同行は2012年9月、「災害時には身体ひとつで避難してもらいたい」との思いから、キャッシュカードや通帳がなくても、手のひらだけで取引できる「手のひら認証ATM"ピピット"」を全国で初めて導入。以降、ピピットの設置台数や対象取引、関連サービスの拡充などに取り組み、手のひら認証の録者数は40万人を超えている。

今回取り扱いを開始するのは、印鑑なしで口座開設でき、窓口やATMを利用できる「届出印不要の預金口座」。この口座では、窓口取引時の本人認証を従来の印鑑照合に代えて手のひら認証で行い、届出印を不要にする。これにより預金取引だけでなく、投資信託などの預り資産の取引や、各種サービスの申し込みなども印鑑なしで利用可能となる。

また、ピピットの対象取引も、現在の預入れ・引出し・振込・残高照会・国債購入からキャッシュカードで可能なほぼ全ての取引に拡大するとともに、取り扱い時間も24時間化する。

同時に手のひら認証の登録と個人向けのダイレクトバンキングサービス「スーパーOKダイレクト」の契約をすることで、通帳発行なしで利用できる「無通帳型総合口座(愛称: OKBピピット口座)」の取り扱いも開始する。この口座では手のひら認証で利用する同行のATM時間外利用手数料や、窓口取引を除くOKB本支店間振込手数料などが無料になる。