キヤノンは15日、ミラーレスカメラ「EOS M」シリーズ用の高倍率ズームレンズ「EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM」を発表した。11月下旬の発売を予定しており、希望小売価格は68,000円(税別)。

EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM

EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STMは、ミラーレス用の「EF-Mレンズ」では初となる高倍率ズームレンズだ。絞り開放値はF3.5~F6.3。35mm判換算の焦点距離は29~240mmに相当し、幅広い撮影シーンに使用できる。

レンズ構成は非球面レンズ2枚とUDレンズ1枚を含む13群17枚。手ブレ補正ユニット「IS」はシャッター速度4段分の効果をもたらす。EOS M5に搭載された新機能「コンビネーション IS」にも対応し、動画撮影時にEOS M5本体と連動して強力な5軸手ブレ補正が働く。

AFで合焦した直後に、フォーカスリングを回転させてMFに移行できる「フルタイムマニュアルフォーカス」にも対応する。カラーリングは、グラファイトとシルバーの2種類がある。主な仕様は以下の通り。

  • 絞り羽根枚数 : 7枚 (円形絞り)
  • 最小絞り : F22~F40
  • 最短撮影距離 : 0.25~0.45m
  • 最大撮影倍率 : 0.31倍 (15mm時)
  • フィルター径 : 55mm
  • 最大径 : 60.9mm
  • 全長 : 86.5mm
  • 重さ : 約300g