オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは9月14日、パイオニアブランドのハイレゾプレーヤー「XDP-300R」を発表した。発売は10月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は税別69,800円前後。カラーはブラックとシルバーの2色。
XDP-300Rは、2015年10月発表の「XDP-100R」からDACの構成などを見直し、さらに音質を向上したモデル。IFA2016にて試作機を参考出品していたが、このたび国内での発売がアナウンスされた。
オーディオ回路のDACとして、ESSテクノロジーの「SABRE ES9018K2M」を2基搭載するほか、アンプ部にはDACからの伝送をスムーズにする「SABRE 9601K」を2基搭載し、S/Nがよくクリアで広がりのあるサウンドを実現。384kH/24bitまでのFLACやWAV、11.2MHzまでのDSD、MQAのハイレゾ音源に対応する。
2.5mmのバランス端子を装備し、新たにバランス駆動に対応。通常のBTLバランス駆動のほか、独自の「Active Control GND駆動」が可能となっており、揺らぎを排除することで定位感のあるサウンドを実現する。
OSはAndroid 5.1で、Google Playからのアプリインストールが可能。また、ハイレゾ音源配信サービス「e-onkyo music」から、PCレスで音楽ファイルを購入し、ダウンロードできる。
高音質化のための工夫として、Android CPU基板とオーディオ(DAC/アンプ)基板を別基板にする「きょう体内基板セパレーション構造」を採用。デジタルノイズがオーディオ回路に及ぼす影響を抑制する。
4.7型で解像度1,280×720ドットのタッチディスプレイを搭載。Wi-Fi(IEEE 802.11b/g/n/ac)やBluetoothをサポートしており、コーデックはSBCとapt-Xに対応する。CPUには、Qualcomm Snapdragon 800を搭載。
内蔵メモリは64GBで、2基のmicroSDカードスロット(それぞれ最大128GBのSDXCカードに対応)を装備。充電とOTG出力兼用のmicroUSB端子を装備する。推奨ヘッドホンインピーダンスは、バランス出力時が32~600Ω、アンバランス出力時が16~300Ω。本体サイズはW75.9×D13.0×H128.9mm、質量は200g。ディスプレイは4.7型。バッテリー容量は1,630mAhで、連続再生時間は最大16時間だ(96kHz/24bit FLAC再生時、アンバランス使用時)。