トラストバンクは9月14日、「ふるさと納税に関する意識調査」の結果を発表した。
ふるさと納税利用者は年々増加しており、同社が運営するふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」の累計会員数は、登録サービスを開始した2014年12月15日より、約1年7カ月で100万人を突破している。
ふるさと納税の魅力、1位「お礼の品がもらえる」
「ふるさと納税を始めた時期を尋ねたところ、「2015年」(578人)が最も多く、次いで「2016年」(523人)、「2014年」(232人)の順となった。
年間寄附件数の実績・予定を聞くと、「6~10件」(328人)が最多。以下、「5件」(241人)、「11~20件」(194人)と続き、「31件~」(113人)も1割弱いた。同社は「大半の寄附者が、ひとつの自治体だけでなく、何らかの形で興味や思い入れを持った複数自治体に対して、ふるさと納税を通じ支援していることがわかる」と分析している。
ふるさと納税の魅力は、1位「お礼の品がもらえる」(1,301人)、2位「税金控除」(1,066人)、3位「地域を応援できる」(560人)。寄附者メリットに魅力を感じている人が多かった一方、「地域を応援できる」「災害支援ができる」など、制度本来の意義を理解して魅力に感じている人も一定数みられた。
ふるさと納税した自治体に期待することは、「お礼の品の充実」(1,053人)がトップ。次いで「使い道の明確化」(600人)が約半数に上り、お礼品の工夫と共に寄付者への情報開示を求めていることがわかった。
調査期間は2016年8月18~31日、有効回答は20~70代の個人1,400人。