厚生労働省は9月13日、「2014年度医療費の地域差分析」および「2014年度市町村国民健康保険における保険料の地域差分析」の結果を発表した。
医療費が最も高いのは高知県
国民健康保険の年間保険料(1人当たり、標準化保険料算定額)の全国平均は11万1,934円。都道府県別では、徳島県の14万3,687円が最も高く、以下、宮崎県の13万7,838円、大分県の13万7,156円、佐賀県の13万4,767円、山形県の13万2,144円と続いた。
他方、最も低かったのは東京都の9万4,896円で、次いで埼玉県の9万9,551円、長野県の10万1,181円、愛知県の10万3,727円。最も高い徳島県と東京都では1.5倍の開きがあった。
保険者別にみると、最高額は沖縄県多良間村の20万7,367円、最小額は東京都三宅村の5万1,353円で、両者の間には4.0倍もの差があった。
2014年度の医療費(1人当たり)の全国平均は51万3,000円。都道府県別にみると、最も高かったのは高知県の65万8,000円で、以下、山口県の64万5,000円、佐賀県の62万8,000円、大分県の62万7,000円、鹿児島県の62万5,000円と続いた。
一方、最も低かったのは千葉県の43万1,000円で、次いで埼玉県の43万8,000円、沖縄県の44万2,000円、茨城県の44万2,000円、栃木県の45万円。最も高い高知県と千葉県では約1.5倍の差があった。