秋といえば、食べ物がおいしい季節だ。さんまやなす、マツタケに梨とおいしい食材がめじろ押し。旬の素材を使った料理を目の前にしたら、もう食欲は止まらずについつい食べ過ぎてしまうこともあるだろう。
そして、食欲は漫画を読んでいても出てくるもの。グルメ漫画の作品中に紹介されている料理を見て、「今日の晩ご飯はラーメンにしよう」などと思った経験は、誰しも一度はあるはずだ。
そこで今回、男性のマイナビニュース会員300名に「食欲をそそられた料理漫画とその理由」について質問してみたので、気になった回答を紹介しよう。
Q. これまでに読んできた漫画の中で、「体重を気にせずにこの料理を思いっきり食べたい」と思えるほど食欲をそそられた作品とその理由を教えてください(最大3つまで)
1位: 美味しんぼ(41.6%)
2位: ミスター味っ子(17.2%)
3位: 孤独のグルメ(12.9%)
4位: クッキングパパ(12.5%)
5位: 味いちもんめ(9.6%)
■美味しんぼ
・「美味しんぼで紹介されるグルメは作者の丁寧な解説・説明がより一層料理を食べたいと思わせる」(39歳男性/その他/IT関連技術職)
・「究極と至高のメニューにはいつも腹が鳴りました」(54歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/事務・企画・経営関連)
・「食をテ-マにした作品で唯一はまった作品です。和・洋・中と庶民の食べ物を幅広く題材にしていた点がとても好きでした」(45歳男性/その他/その他)
・「漫画ながら、料理というのは奥が深いものなのだということを教えられたような気がします」(46歳男性/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)
・「料理ごとの詳しい説明が食欲をそそる」(40歳男性/その他/その他)
■ミスター味っ子
・「ミスター味っ子の自然の食材を使った料理対決は見ごたえがありました」(49歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)
・「作った料理を食べた瞬間、めちゃくちゃおいしそうな表現をして、いかにも食欲をそそるシーンが多かった」(54歳男性/その他/メカトロ関連技術職)
・「絵なのに味が想像できて、よだれが出る」(44歳男性/システムインテグレータ/IT関連技術職)
■孤独のグルメ
・「孤独のグルメに出てくる料理はどれもこれもおいしそうで食べてみたくなるから」(36歳男性/インターネット関連/IT関連技術職)
・「身近な定食屋などの親近感のあるうまそうな料理が食べたくなる」(52歳男性/生命保険・損害保険/営業関連)
・「孤独のグルメは独特の味表現がとても食欲を誘った。テレビ版も良かった」(48歳男性/通信関連/営業関連)
■クッキングパパ
・「レシピが載っていることと、その材料が手に入りやすいので作ることができるから」(34歳男性/セキュリティ/販売・サービス関連)
・「昔は単行本を毎回買っていたし、今でもモーニングを毎週立ち読みしています。実際にレシピを作ってみたりしたこともあります。田中の結婚式の話は感動しました」(43歳男性/その他/その他)
■味いちもんめ
・「京都の料理がとてもおいしそうだった」(32歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「味いちもんめは、中居正広さん主演のドラマでも夢中になりました。荒削りな若者が料理という世界を通じて多くの事を学び、仲間もできてゆくという人間的な所が良かった」(43歳男性/その他/その他)
■総評
1983年から30年以上にわたり連載されている「美味しんぼ」が堂々の第1位となった。主人公・山岡士郎やその父・海原雄山との親子ドラマを絡ませながら、繊細な料理の描写や細かな料理解説がふんだんに盛り込まれている同作品。「究極のメニュー」「至高のメニュー」といった料理が登場するたびに、おなかをすかせていたという読者も見受けられた。
2位は「ミスター味っ子」がランクイン。主人公・味吉陽一が作り出すアイディア満点の料理もさることながら、テレビアニメ版では料理が光るなどの派手な演出が見られ、それが印象に残っているという回答者が多かった。
3位には「孤独のグルメ」が入った。主人公・井之頭五郎が訪れた地でふらっと入った大衆食堂などで次々と料理を食べていく作品だ。五郎が食べ進める姿は淡々としているのだが、逆にそれが食欲をそそるようだ。松重豊さんが出演するドラマ版も話題となった。
なお、6位以下は「将太の寿司」(7.9%)、「中華一番! 」(6.6%)、「喰いしん坊! 」(4.6%)といったラインアップになっている。
食事中にこれらのグルメ漫画を読んだとしても、食べている料理の味が決しておいしくなることはないが、食べている雰囲気だけは味わわせてくれるだろう。
※写真と本文は関係ありません
調査時期: 2016年9月6日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート