JR西日本は訪日外国人旅行者の受入れ態勢強化の一環として、関西空港駅の「みどりの窓口」において、窓口や券売機の増設、外国語対応の増強などの対策に着手すると発表した。

機能増強後の「みどりの窓口」イメージ

関西空港駅のレイアウトイメージ

関西空港駅では2014年8月、英語や中国語などに対応できるスタッフを配置した「海外からのお客様向け窓口」を「みどりの窓口」の上階に開設。年々利用が増加しており、今後もさらに利用者の増加が見込まれることから、「みどりの窓口」の販売機能を強化することでサービスの向上を図る。

現在の窓口はコンコース階に5つ、上階に3つあるが、今回の整備ではこれをコンコース階に集約。さらに窓口を6つ増設し、最大で14窓口とする。あわせて日本旅行との連携により、一部の窓口では海外で予約された乗車券類を引き換えるツアーデスクとしての機能を拡充。新たに宿泊施設の予約もできるようになる。

英語や中国語などにも対応できる窓口をこれまでの最大3つから増強し、ピーク時にはこれまでの倍以上の窓口で外国語対応できるように取り計らう。その他、券売機が混み合う状況がしばしば見られることから、英語・中国語・韓国語による操作ガイドなどを搭載した新型券売機(HT50型)を2台増設し、5台態勢で運用する。11月頃から整備工事に着手し、2017年3月の完成をめざす。