大塚家具は9月8日、家具リユース事業への本格参入を発表した。同社の「リユース」は、職人の高い技術を用いて家具を修理し、技術とアイデアで価値を加えることで、時代のニーズに合わせて再生させ、新しいオーナーに適正価格で提供するというもの。
中古家具を時代のニーズに合わせて再生
同社以外の商品も買い取り・下取りの対象となり、申し込みはインターネット・電話・店舗にて受け付ける。インターネットの場合は、家具の状態を確認できる写真や必要事項をフォームから入力し、最短3日で査定結果を連絡。その後、査定証明書を郵送する。
買い替えの場合は新品購入金額に下取り査定金額を充当する。この場合、家具の回収料金は無料。下取りのみの場合は同社店舗で利用できる商品券を発行するが、別途回収料金が必要となる。
リユース事業参入に伴い、大塚家具全店(サッポロファクトリーを除く)にて買い取り・下取りキャンペーンを開始。期間中、引き取りに必要な訪問作業が無料となるほか、買い取り金額をIDC商品券で受け取ると1.5倍になる。期間は2016年10月16日まで。
今後は2016年10月に買い取り査定とクリーニング、修理を行う子会社・リンテリアを設立し、テスト・オペレーションを開始。10月中旬(予定)には、大阪市の複合商業施設ATC内に新業態店舗「IDC OTSUKA アウトレット&リユース大阪南港」を出店する。また俳優の伊勢谷友介氏が代表と務めるリバースプロジェクトとのアライアンスを実施する。