わかさ生活はこのほど、ポリフェノールの一種で美容に役立つ成分「レスベラトロール(サンタベリー由来)」が、加齢による肌質低下の抑制に効果があることを明らかにした。
同社ではこれまで、ポリフェノールの一種である「レスベラトロール」を多く含む北欧産野生種・サンタベリーの機能性について研究を行ってきた。今回の「加齢による肌質低下の抑制」は、北海道薬科大学の若命浩二准教授との共同研究「ビタミンC合成不全マウスを用いたサンタベリーの内臓及び皮膚に対する機能障害の予防効果」で明らかになったもの。
研究には、ビタミンC合成不全により、活性酸素の除去能力やコラーゲン合成能力が弱まり、生体機能が正常に機能しなくなる老化モデルマウスを使用。このマウスに、トランス・レスベラトロールを豊富に含むサンタベリーエキスを摂取させ、特に皮膚の老化に着目して研究を行った。
その結果、サンタベリーエキスの摂取により、マウスの皮膚組織の厚みの減少が抑えられることが明らかになった。さらにコラーゲンの分解を防ぎ、糖化(肌の弾力の素になるタンパク質と糖が結合し、弾力を失う原因)を抑えることも確認できたという。
同社ではこの結果を受け、「サンタベリーエキスを摂取することによるアンチエイジング効果の研究の足掛かりになることが期待されます」とコメントしている。