小説家・真山仁が、玉木宏主演のテレビ東京系スペシャルドラマ『巨悪は眠らせない 特捜検事の逆襲』(10月5日 21:00~)に出演することが9日、わかった。

真山仁

同作は、『ハゲタカ』『コラプティオ』などの作品で知られる真山の社会派長編作品『売国』を原作とした社会派ドラマ。「正義」と「夢」をテーマに、東京地検特捜部に赴任した検事・冨永真一(玉木宏)が、闇献金疑惑と宇宙開発にまつわる疑獄事件の裏に潜む悪に挑んでいく。

真山は、法廷で玉木演じる主人公の検事・冨永を見守る裁判長役。作中では、冨永が東京地検特捜部に抜擢されるきっかけとなった、幼児誘拐事件裁判のシーンに登場する。

真山は「自分のミスで流れを止めてはならないと、ドラマに入ろうと必死でした」と撮影を振り返る。「しかも、緊迫した裁判のクライマックス。台詞は一言なのですが、そこまでが辛くて……」と緊張を語りながら、「その一方で、裁判官の気分を体感できたことで、裁判官を主人公にして小説が書けるかもなどと不遜なことも思っておりました」と、次回作の構想にも思いを巡らせていた。