モニタスは9月8日、東京で働くビジネスパーソンを対象としたオフィスのドレスコードに関する調査結果を発表した。
女性管理職の7割、「女性の後輩」のカジュアル化が気になる
会社に何らかのドレスコードがある企業は計66.1%で、秩序や年功序列が重視される企業でより高くなっていた。
ドレスコードがある理由を聞くと、63.7%が「背景や理由は知らない」と回答。同社は「会社の雰囲気や空気感が、多くの企業のドレスコードとなっているようだ」と推測している。
勤務中の服装がカジュアルすぎると指摘された経験がある人に指摘された相手を尋ねると、「男性上司」が49.0%で最も多く、以下、「女性上司」が20.1%、「女性の先輩」が16.1%、「経営層」が14.8%と続いた。男性の場合は目上の男性からの指摘が多いのに対し、女性は同性の上司だけでなく同性の先輩や同僚からもチェックされていた。
服装のカジュアル化が気になる相手として「女性の後輩」を挙げた割合は、全体では42.8%だったが、女性管理職では71.0%に上った。
オフィスファッションのカジュアル化については、計81.9%が「いい取り組み」と回答。カジュアル化するには企業トップの意識改革とカジュアルスタイルの実践が推進力になると考えている人が多い一方、50代では4割弱が今以上のカジュアル化は望んでいなかった。
同社は「50代は何を着たらよいかわからないなどの理由でカジュアル化に否定的な保守的な人や、年次が高いため既にドレスコードを緩やかにしている人が存在することから、カジュアル化には肯定的ではない」と分析している。
調査期間は8月19~22日、有効回答は東京在住のビジネスパーソン800人。