扶桑社はこのほど、医学博士・日比野佐和子氏による『目がよくなる魔法のぬり絵』(1,200円・税別)を刊行した。
同書は、近視・遠視・老眼を改善させるトレーニング本『日めくり まいにち、眼トレ』の著者である医学博士・日比野佐和子氏の新刊。心を落ち着かせ、達成感を味わえるという「大人のぬり絵」に"眼トレ"の要素を加えた内容となっている。
作画・監修には、眼科専門医の林田康隆氏が担当した。ぬり絵には、立体感や遠近感、高低差などを感じさせる構図を多用。それらを捉えようとすることで眼筋がストレッチされ、視力の回復効果が期待できるという。視覚を司る後頭葉の活性化を促進するため、錯視画も随所に取り込んでいる。
また、アルファベットや数字を順に目で追ったり、間違え探しをしたりするといった、視点をさまざまに動かす眼トレ効果の高い絵も多く採用した。ぬり絵は「魔法使いが目がよくなる冒険をする」という構成になっており、楽しく夢のある絵を見ることで前頭葉が活性化し、目によいホルモンが分泌するという。
内容は、だまし絵を楽しみながら色を塗っていく「キリンの絵画」、錯視の原理を応用した構成の「チューリップ」、目と脳がだまされる感覚が楽しめるという「万華鏡」、視点を小刻みに動かして"異なるもの"を探す「フクロウ」など。
ぬり絵は一枚一枚めくって楽しむほか、ミシン目で切り離して使用することも可能。眼トレのほか、脳トレ、認知症予防、アンチエイジングにも効果的としている。