4人組ヒップホップグループ・ケツメイシが、Hey! Say! JUMP・中島裕翔の主演映画『僕らのごはんは明日で待ってる』(2017年1月7日公開)の主題歌として新曲「僕らのために…」を書き下ろしたことが明らかになり、8日、公式サイトで同曲使用の予告編が公開された。
原作は、瀬尾まいこ氏による同名の恋愛小説。髭男爵の元メンバーで、『箱入り息子の恋』(13年)を手がけた市井昌秀監督がメガホンを取る。体育祭の競技をきっかけに付き合うことになった無口な草食系男子・葉山亮太(中島)と、明るいながらも思ったことをずけずけ言い過ぎる上村小春(新木優子)の2人が、ファストフードで恋を知り、ファミレスで愛に気付き、食卓でご飯を一緒に囲む家族になるまでの7年間を描く。
本編を見て書き下ろされた主題歌は、人を好きになる事の素晴らしさと切なさ、未来に向けたポジティブな感情が亮太の気持ちとシンクロする楽曲。また、亮太と小春の7年を彩るラブソングにもなっている。
グループのボーカル・RYOJIは、映画を見て「いつからか忘れかけていたピュアな気持ち…心の一番柔らかい部分をくすぐられた様な気持ちになりました」とコメント。「曲を仕上げていく過程にも、そんなピュアな部分やけなげさが伝わる様に心掛けました」と明かしながら、「ケツメイシも平均年齢が40歳になりましたが、アーティストとしていつまでもピュアな部分を失わずに生きて行きたいとあらためて思った」と感慨を口にする。
「もともとケツメイシさんの曲のファンだった」と話す新木は、「主題歌を担当してくださると聞いて本当にうれしかった」と歓喜。そんな楽曲については、「亮太と小春それぞれの感情が歌詞に込められていて、エンドロールで聴きながら映画を振り返る事ができる、とてもすてきな曲」と太鼓判を押している。加えて、市井監督も「心に抱えるモヤモヤした何かは、素直に思いのままに心を開くことで解消されることを伝えてくれます」と称賛を重ねた。
公開された予告では、主題歌をバックに亮太と小春が高校で出会い、大学生になっても仲むつまじく過ごしている2人の様子が映し出される。しかし、ある日、突然亮太に別れを切り出し、姿を消してしまう小春。彼女は、亮太に言えない秘密を抱えていたのだ。傷心を乗り越えられないままでいる亮太だったが、社会人になった時に、小春の隠す真実を知り、なぜかカーネル・サンダース像を抱えた格好で彼女の元へと駆けていく。
(C)2017「僕らのごはんは明日で待ってる」製作委員会