第一生命保険と日立製作所はこのほど、両社の持つ保険・医療などの分野における技術やノウハウ・知見を組み合わせて、「医療ビッグデータ」を生命保険事業に活用するための共同研究を開始した。

将来の疾病罹患や予後の状況を予測するモデルの構築などを行うことで、「保険アンダーライティング機能」(保険の引き受け・支払い査定機能)の高度化や、新たな保険商品の開発などを目指すという。

一人ひとりの健診結果と健診受診後の入院・手術などとの関係を分析し、将来の疾病罹患の予測に加え、その重症度や続発症、併発症などの予後の状況も予測するモデルを構築。第一生命が持つ保険の引き受けに関する医学的知見・ノウハウと、日立が持つデータサイエンススキル・ノウハウの融合による、両社における医療データ・サイエンティストの育成・強化を図る。