アメリカン・エキスプレス・インターナショナルは9月5日、ビジネスパーソンを対象とした消費実態調査の結果を発表した。
ネオ・ポテンシャリスト全員がオンラインショッパー
同社は、消費や働き方に対する意識が高く、日々の生活を充実させる事に積極的な人を「ネオ・ポテンシャリスト」と命名。今回はその代表格である20~40代のビジネスパーソンを対象に調査を実施した。
普段の生活における考えを尋ねると、「大人なら1つや2つ、語れるジャンルがあった方がいいと思う」(64.9%)、「政治・経済について見識のない大人はいかがなものかと思う」(57.9%)がトップ2に入り、自分の考えや世界を持つ消費者であることがうかがえる。
普段の消費行動や消費に関する意識を聞くと、「お金を出すのが惜しくない分野がある」(64.3%)、「自分の好きなものへの支出は減らしたくない」(63.8%)などに5割以上の肯定があり、「自分のこだわりの世界へ惜しまず投資する」(同社)パーソナルな消費傾向があるようだ。
ネオ・ポテンシャリストが1カ月に自由に使えるお金(可処分所得)は平均8.7万円。用途は「外食費」(72.0%)、「交際費」(68.8%)の順となり、社交的でコミュニケーションを重視する消費傾向がみられた。また「家族旅行では奮発したい」(58.7%)など家族との時間への投資も熱心だった。
普段買い物をする場所は、「スーパー」(90.9%)、「コンビニ」(75.9%)に次いで3位に「オンラインショップ」(69.9%)が入り、「オンラインショッピングはしない」人は0%。また「移動中にスマホなどでよく買い物をする」も3割弱おり、デジタルを駆使していることがわかった。
調査期間は2016年7月28日~8月1日、有効回答は20~40代の首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)在住の個人年収500万円以上のビジネスパーソン1,000人。