ソニーは9月6日、ネイティブ4K解像度に対応した家庭用プロジェクター「VPL-VW535」を発表した。発売は10月中旬。希望小売価格は税別1,000,000円。カラーはブラックとプレミアムホワイト。
VPL-VW533は、同日発表の上位モデル「VPL-VW5000」と同じく、ソニー独自のネイティブ4Kパネル「4K SXRS(Silicon X-tal Reflective Display)」を搭載したプロジェクター。1,800ルーメンの明るさ、350,000:1のダイナミックコントラスト、約6,000時間の光源寿命(ランプ低時)を実現している。
HDMI入力を2基装備し、HDR、4K/60p、HDCP2.2をサポート。映像を解析してランプ光量を自動制御し、暗室環境でより深い黒を表示する「アドバンストアイリス3」を搭載する。オートキャリブレーション機能も備え、使用時間の経過に伴って色バランスが崩れても自動で補整する。また、フルHDの映像信号を4K解像度まで引き上げるデータベース型超解像度処理「リアリティークリエーション」を採用しており、入力信号から人の顔など画像のパターンを分析し、独自のアルゴリズムできめ細やかな4K映像信号を生成する。
今後のアップデートにより、ハイブリッドログガンマ方式のHDRをサポート予定。ハイブリッドログガンマは、NHKとBBC(英国放送協会)が共同で開発し、電波産業会(ARIB)で標準化されたHDRテレビ方式だ。
レンズシフトとズームは電動タイプ。ゲームに適した遅延低減モードや、無線3D方式を採用している(3Dメガネ別売)。そのほかの仕様は、光源が高圧水銀ランプ「LMP-H260」、パネルが0.74型のSXRD、解像度が4,096×2,160ドット。本体サイズはW496×D464×H195mm、重量は約14kg。