マイナビは9月5日、2017年卒業予定の全国大学4年生、大学院2年生を対象とした「2017年卒マイナビ大学生就職内定率調査」の結果を発表した。調査は8月26日~31日、「マイナビ2017」会員を対象に行われ、5,357名の有効回答を得た。

内々定率 年度比較(全体)

8月末時点の内々定率は前年同月比8.4pt増の77.5%で、前年8月の69.1%を大きく上回る結果となった。

平均内々定保有社数は7月に引き続き2.1社、複数内々定を獲得している学生の割合は57.2%と、過半数の学生が複数社から内々定を得ている。内々定を得た企業が就職活動開始時点で「第一志望」だった割合も前年同月比3.6pt増の41.4%となり、内々定先への満足度も前年よりやや高いことがわかる。

文理男女別では、2010年3月の調査開始以来初となる文系女子(75.3%)が文系男子(74.2%)の内々定率を上回った。また、理系男子が83.9%と8割を超え、理系学部・院生区分では理系院生が90.9%と、9割を超えた。

内々定率 年度比較(文理男女・理系学部/院生)

未内々定者を含めた活動を継続する学生の割合は、前月比7.8pt減の35.9%と4割を下回り、例年以上に学生の活動終了時期は早まっている。