JRグループと長崎県、地元自治体、観光事業者の連携による大型観光キャンペーン「長崎デスティネーションキャンペーン」(長崎DC)が10月1日から始まる。開催に先立ち、期間中に運行される団体臨時列車やその他のイベント列車などの概要が発表された。
キャンペーン初日には、「『旅さきは、ながさき。』長崎デスティネーションキャンペーンオープニング記念号」(仮称)を運行。新大阪駅を8時8分頃に出発し、13時38分頃に長崎駅に到着する行程となる。新大阪~博多間は新幹線N700系8両編成、博多~長崎間は783系8両編成で運転される。
11月25日には、欧風客車「サロンカーなにわ」を使用し、関西発長崎行の夜行特急の復活運転を行う。大阪駅を16時2分頃に出発し、翌日10時6分頃に長崎駅に到着する予定。12月17・18日には、夜景評論家の丸々もとお氏がデザインした長崎の夜景で787系7両編成をラッピングし、本物の長崎の夜景見物に向かう旅も実施される。
長崎DCに合わせ、10月から2017年3月まで豪華スイーツコースで人気の「JRKYUSHU SWEET TRAIN『或る列車』」が大村線で運行されることも決定した。運行時刻は佐世保駅9時49分発・長崎駅12時11分着、長崎駅14時53分発・佐世保駅17時53分着。料金は2名席2名利用の基本プランで1人2万4,000円からとなる。
大村線を運行するキハ200系に、世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」などをラッピングする「シーサイドライナーラッピング列車」も登場。10月5日から大村線を走行し、長崎DCの気運向上を図る。
「長崎デスティネーションキャンペーン」は12月31日まで。「旅さきは、ながさき。」をテーマに、県内各地でさまざまな特別企画やイベントが実施される。