東京都は10月1日、東京都議会議事堂1階に「とちょう保育園」を開園する。定員は0~2歳児48人で、内訳は地域枠24人(新宿区民)、従業員枠24人(近隣企業、都職員各2分の1程度)。

「とちょう保育園」定期利用保育 保育料(出典:東京都Webサイト)

「モーニングカフェ」「てぶら登園」などのサービスを提供

都は、民間事業者等による地域に開放した事業所内保育所の設置を促進し、待機児童解消を進めるためのシンボル的な取組として、都庁内保育所の整備を進めてきた。今回開園するとちょう保育園は、定員の2分の1を地域に開放すると共に、従業員枠の2分の1程度は近隣企業の子どもを受け入れ、共同利用する。

開園時間は午前7時~午後10時。早朝登園する親子に朝食を提供する「モーニングカフェ」(希望制・有料)、紙おむつの提供や衣服の洗濯などを行う「てぶら登園」(希望制・有料)を実施するほか、来庁者の子どもも一時保育で受け入れる(生後6カ月~小学校就学前まで・有料)。

開園に併せて、2016年10月、11月、12月の定期利用保育の利用者を募集。対象は生後6カ月~小学校就学前まで、1日の利用定員は2人。利用要件は、申込時点で保護者が外で働いている、または家庭内で家事以外の仕事をしているなど、子どもを保育できない事情があることとなる。

利用日時は月~金曜日(祝日・年末年始を除く)の午前8時30分~午後6時で、預かりは1日8時間以内。保育料は8,800円~5万2,800円で、1カ月の利用時間に応じて決定する。申込は9月9日(必着)まで。