米Qualcommは1日(ドイツ時間)、Snapdragonプロセッサを利用した、スタンドアロン型VRヘッドマウントディスプレイ(HMD)の開発用プラットフォーム「Snapdragon VR820」を発表した。
Snapdragon VR820は、HMD内部にSnapdragon 820プロセッサを搭載した、VR開発用リファレンスプラットフォーム。VRコンテンツに最適化されたSnapdragon内蔵スタンドアロン型HMDの開発が行える。
リファレンスプラットフォームは、大手EMSメーカー・中国Goertekによるシステムデザインを採用。2基のカメラによる統合視標追跡機能、18ミリ秒以下のレイテンシのモーショントラッキング、2基の6DoF(3次元における自由度)用フロントカメラ、4基のマイク、ジャイロ/加速度/磁気センサーなどを備えている。ディスプレイはAMOLEDで、片目あたりの解像度は1,440×1,440ドット。H.265(HEVC)圧縮による360度4Kビデオの再生処理が行え、最大70Hzのリフレッシュレートをサポートする。
提供開始は2016年第四四半期。商用端末はその後の発売が予定されている。