Q.あなたは副業をしていますか?(画像はイメージ)

不景気の影響からか、なかなか給料が上がらず副業を始める人が増えているという。「主婦が副業で○○円以上稼いだ!」などテレビや雑誌などで取り上げられることも多いが、実際に副業している人はどれぐらいいるのだろうか。

今回は、マイナビニュース会員301名を対象に「副業」に関するアンケート調査を行った。

Q.あなたは副業をしていますか?

はい 16.9%
いいえ 83.1%

Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)副業による収入額と、副業をしている理由を教えてください。

■お金が足りないから
・「2万円: あまり給料が上がらないため」(49歳女性/不動産/営業関連)
・「3万円: 稼ぎが足りないから」(24歳男性/化粧品・医薬品/営業関連)
・「35万円: 家族が多く金がかかる」(60歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「2万円: 生活費の足しにしたいから」(27歳男性/農林・水産/技能工・運輸・設備関連)

■お小遣い稼ぎ
・「25万円: 自分の小遣い稼ぎ」(56歳男性/その他電気・電子関連/IT関連技術職)
・「1万円: お小遣いが欲しいから」(36歳男性/通信関連/事務・企画・経営関連)
・「10万円: 小遣い稼ぎ」(28歳男性/専門店/販売・サービス関連)

■時間があるから
・「1万円: 暇つぶしのため」(31歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「270万円: 土地と時間が余っているから」(64歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「60万円: 家にいる時間があくので」(28歳女性/食品/事務・企画・経営関連)
・「2万円: インターネットをタダ接続するだけでは無駄だと考えていて、それならば空き時間を使ってポイントサイトのクリックやアンケートサイトの回答などに精を出している」(37歳男性/その他/建築・土木関連技術職)

■将来のため
・「48万円: 給料は保険料と貯蓄に回しているので副業収入でヤリクリしている」(46歳女性/建設・土木/事務・企画・経営関連)
・「5万円：将来の貯蓄のため」(33歳男性/ガラス・化学・石油/事務・企画・経営関連)
・「3,000円: 将来的にお金に困る生活はしたくないし、今しか自由にお金を使えないから」(41歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/その他・専業主婦等)

■知り合いに頼まれて
・「5万円: 知り合いの仕事の手助け」(54歳男性/その他/メカトロ関連技術職)
・「1万円: 時々お店をやっている友達に頼まれて休日に手伝っている」(26歳女性/食品/専門職関連)

Q.(「いいえ」と答えた方にお聞きします)副業をしていない理由を教えてください。

■忙しいから
・「本業だけでいっぱいいっぱいです」(41歳男性/精密機器/技能工・運輸・設備関連)
・「本業が忙しい上、税の申告が面倒そうなので」(22歳男性/プラント・エンジニアリング/事務・企画・経営関連)
・「現在の仕事で忙殺されており、勤務外若しくは休みの日に仕事をすることは体力的に困難である」(55歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「本業で結構忙しいから、副業をするともっと忙しくなりそうだから」(28歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)

■禁止されている
・「やりたいけど会社が禁止しているので」(50歳男性/建設コンサルタント/建築・土木関連技術職)
・「公務員なので副業が禁止されている」(52歳男性/教育/専門サービス関連)
・「会社の規定で禁止されているのでバレるとマズい」(38歳男性/専門店/事務・企画・経営関連)
・「会社で副業することが禁止されているため」(34歳女性/繊維・アパレル/事務・企画・経営関連)

■よい副業がない
・「1日単位の短期で条件にある所がないから」(45歳女性/建設・土木/事務・企画・経営関連)
・「してみたいが良い副業がない」(53歳男性/ホテル・旅館/販売・サービス関連)
・「魅力がある副業がない」(35歳男性/ガラス・化学・石油/その他技術職)

■両立できる自信がない
・「副業と本業を両立できる自信がないから」(33歳女性/専門商社/事務・企画・経営関連)
・「家事育児仕事の両立で副業の余裕がないため」(35歳女性/鉱業・金属製品・鉄鋼/事務・企画・経営関連)
・「二足のわらじを履くのは厳しいから」(42歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)

■その他
・「面倒くさいから」(53歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「そんな暇があったら眠りたいです」(53歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「そこそこ稼げるくらいになるまでに時間や手間がかかりそう」(39歳男性/証券・投資銀行/営業関連)

■総評
「副業をしている」と答えた人はわずか16.9%だったが、その稼ぎは数千円～最高で350万円という人もおり、成功している人も少なからずいることが分かった。

本業で得られる給料だけでは生活が厳しいため副業する人が多いようで、副業による収入を「生活費の足し」にしたり「子供の学費」などに充たりしてているよう。隙間時間を活用し、ネットでアンケートに答えるといったお小遣い稼ぎをしている人もいるようだった。

一方「副業をしていない」と答えた人は83.1%。その理由としては「忙しいから」というものが多く、本業で手一杯な状況のため、時間的にも体力的にも副業をやる余裕がないとのこと。他にも、「就業規則で副業が禁止されている」「副業で稼ぐよりも時間的に余裕のある生活をしたい」「休みの日には休みたい」といった理由があるようだった。

「以前は副業をしていたが健康を害したため辞めた」という男性もいた今回のアンケート。無理をしすぎて体を壊してしまっては本末転倒。副業を行うのであれば、自分のペースで無理なく続けられるものを選ぶ必要がありそうだ。

調査時期: 2016年8月3日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 301名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません