『マクロス7』ミレーヌ・ジーナス役、『怪盗セイント・テール』羽丘芽美/怪盗 セイント・テール役、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』巻町操役などで知られる声優の櫻井智が9月1日、自身の公式HPにて引退を発表した。

櫻井は、記事タイトルを「ありがとう」とし、「昔は、喉がとても強く何時間歌っていてもこわれることはなく、更に元気になる声帯をもっていましたが、最近では、役者としての大事な声が、かなり出づらくなってきているのを実感しています」と前置きし、「時が流れているので、当然のことなのでしょうが、声優として演じていて私自身がそのような変化に耐えられず、そろそろ引退かなと。ずっと考えていました。神経質すぎると思われるかもしれませんが、私自身が許せないため、引退を決めました。これは、自分自身で決めました」と引退を告白した。

そして、「この30年沢山の方々にお世話になり支えていただき応援していただきました。感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました」と改めて感謝の言葉をつづり、今後については「私もゆっくりこれからのことを暗中模索して次なるステップをしたいと思います」と報告した。櫻井智オフィシャルホームページ「TOMOFULL」は9月1日をもって更新を終了するとしている。

櫻井は1987年、TVアニメ『ドラゴンリーグ』ウィナ姫役にて声優デビュー。『マクロス7』、『怪盗セイント・テール』、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』、『舞-乙HiME』、『スーパードール★リカちゃん』などに出演。