一畑電車(島根県)はこのほど、86年ぶりに導入する新造車両7000系の報道公開の様子を自社サイトに掲載した。

一畑電車の新造車両7000系の外観

新たに導入する7000系は2両製造される予定で、使用電力を削減するVVVFインバータ制御や回生ブレーキ装置を搭載。外国語対応機器も備え、車両案内版は日本語と英語の2カ国語表記とする。定員は同社の1000系より7人多い129人。座席定員は1000系より20人多い64人となる。親しみのある車両とするため、車体にフルラッピングを施すことが決まっている。

後藤工業(鳥取県米子市)が製造を手がけ、8月19日にJR西日本後藤総合車両所で第1編成の報道公開が行われた。その後、第1編成は8月23日に一畑電車雲州平田駅構内への輸送が完了している。今後は試運転と検査などを行い、12月の営業運転開始に備える。あわせて今月中にラッピングデザインの公募を実施し、10月にはデザインを決定するという。第2編成は2017年1月に搬入される予定で、2月の営業運転開始をめざす。