エムティーアイが運営する生活情報サイト「ライフレンジャー」はこのほど、「震災直後、本当に困ったこと」の調査結果を発表した。同調査は8月2日~9日、被災経験のある全国の男女541人を対象にインターネットで実施したもの。

震災直後、本当に困ったこと

震災直後、本当に困ったことは何か尋ねたところ、最も多い回答は「水の確保・持ち運び」(220人)だった。給水車が来るまで時間がかかるといった理由のほか、「給水車が来た後もポリタンクがないなど、持ち運び方法が分からず困った」といった意見も寄せられている。

2位は「携帯がつながらない、連絡ができない」(209人)だった。自宅での避難生活の場合、電気が通るまで充電ができずに困ったという人が多かったようだ。3位は「食料の確保」(204人)となった。温かい食事がとれるまでは3~5日間程度かかることが多く、「味噌汁など温かいスープを口にしたときにようやくホッとした」という声もあった。

4位は「お風呂・トイレ」(187人)、5位は「灯かりがつかない」(141人)、6位は「寒さ・暑さ対策」(134人)となった。電気・ガス・水道などのライフラインが止まると一瞬にして日常生活が送れなくなる。電気が止まると真っ暗闇の中での生活になるが、「灯かりが点(とも)ると、それだけでホッとした」というエピソードも寄せられている。