経済産業省 資源エネルギー庁が8月31日に発表した石油価格調査(8月29日時点)によると、レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.5円高い122.2円となり、10週ぶりに値上がりした。

直近1カ月の動き(出典:経済産業省 資源エネルギー庁Webサイト)

ハイオク、軽油も10週ぶり値上がり

石油情報センターは「原油価格が上昇し、大手石油元売り会社が卸価格を引き上げたことが、小売価格に反映された」と分析。来週の価格動向については「足元の原油価格は値下がりしているが、これまでの上昇分が小売価格に転嫁されるとみられ、値上がりを予想している」と話している。

都道府県別にみると、37都道府県で値上がり、4県で横ばい、6県で値下がりした。最も高かったのは長崎県の131.2円(前週130.8円)で、次いで鹿児島県の130.0円(同129.4円)、沖縄県の129.3円(同128.1円)と続いた。一方、最も安かったのは岡山県の117.0円(同117.3円)だった。

ハイオク1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.5円高い133.0円と、10週ぶりの値上がり。軽油1リットル当たりの全国平均小売価格も 前週より0.2円高い102.2円と、同じく10週ぶりに値上がりした。

灯油18リットル当たりの店頭価格は前週より1円高い1,151円と、2週連続で値上がりした。