EIZOは30日、セキュリティ市場向けに、PCやセットトップボックスなどを用いずに最大16台のIPカメラにおいて映像表示と遠隔操作が行える46型液晶ディスプレイ「DuraVision FDF4627W-IP」を発表した。2017年2月に発売する。価格はオープン。
2014年発売の23型ワイド液晶ディスプレイ「DuraVision FDF2304W-IP」を、46型サイズに大型化したモデル。スタンドが付属せず、400×200mmのVESA規格に対応した取り付け穴を利用して設置する。Gigabit Ethernet対応有線LAN×1基を装備し、IPカメラをダイレクトに接続可能だ。ハブを増設することで最大16台のIPカメラを接続できる。
複数のIPカメラの映像表示に対応し、表示モードは1画面 / 3画面 / 4画面 / 8(7+1)画面 / 9画面 / 16画面と豊富。付属のリモコンを使ってカメラ画像の順送り表示が行えるほか、接続したIPカメラのパン / チルト / ズーム / 明るさ / フォーカスなどの操作も可能だ。
液晶パネルにはVA方式のアンチグレア液晶を採用。独自の画像鮮鋭化技術「Smart Resolution」により画像を細部まで見やすく補整。映像中のノイズ成分やぼやけ量を解析し、ノイズが際立たない補整を行う。また、暗所を見やすくする「Smart Insight」にも対応。暗くて見えにくい場所を自動で検出し、画面全域のピクセルごとに異なった明暗処理を施す。
そのほか主な仕様は、解像度が1,920×1,080ドット、視野角が水平垂直とも178度、輝度が700cd/平方メートル、コントラスト比が4,000:1、応答速度が6.5ms(中間階調域)。映像入力インタフェースはHDMI×1。USB 2.0のダウンストリームポート2基を備え、本体サイズはW1,067×D80.4×H622.5mm、重量は約20kg(モニター部)。11社200種以上のIPカメラと接続、表示、操作を検証済み。