JR九州のラッピングトレイン「バルーンかもめ号」が長崎本線で運行を開始した8月26日、博多駅で出発式、佐賀駅でお出迎え式が開催された。

ラッピングトレイン「バルーンかもめ号」

「2016佐賀熱気球世界選手権」のロゴもラッピングされている

運行開始日に博多駅で開催された出発式の様子

このラッピングトレインは、10月28日から11月6日にかけて佐賀市内で開催される「2016佐賀熱気球世界選手権」の告知を目的として登場。特急「かもめ」「ソニック」などで運用される特急形電車885系1編成に「佐賀の大空を舞う無数のバルーン」をイメージしたラッピングを施した。佐賀市とJR九州、ドーンデザイン研究所の3者のタイアップにより実施され、イベント開催期間を含む11月上旬まで運行が予定されている。

運行開始日の8月26日、博多駅で13時30分から開催された出発式には、885系のデザインも担当し、今回のラッピングデザインも監修した水戸岡鋭治氏(ドーンデザイン研究所)も出席。「せっかく車両をラッピングするのだから、"佐賀のバルーン"が持つ美しさ・楽しさを表現しました。このラッピングトレインを通じ、ぜひ佐賀のバルーンを見てほしい」と挨拶した。

JR九州代表取締役社長、青柳俊彦氏も「佐賀市からのご依頼があり、『それはいい話だ!』と思い、お受けすることにしました。2016佐賀世界選手権が広く日本中やアジアにPRされると良いと思います。大会の成功をお祈りしています」と語り、JR九州社員がボランティアとして大会運営に協力していることにも触れた。

佐賀駅でのお出迎え式は8月26日の14時15分から開催され、佐賀駅長と佐賀市観光親善大使、一般参加の市民が小旗を振るなどして列車の入線を歓迎した。