日々の生活において、「買い物」は重要だ。特に食料品や各種消耗品は、まめにチェックしないとすぐに底を突き、困った事態に陥ってしまう。こればかりは、固定電話からスマートフォンに音声通話の主役が交代した現在も変わらない。
変わったとすれば、より効率的な管理が可能になったことだ。昔であれば、消耗品など買うべきものを紙片に書き込んだ「買い物リスト」を用意したところだが、現在ではスマートフォンにメモとして記録しておけばいい。iOSの場合、標準装備のアプリ『リマインダー』が適役だ。
『リマインダー』には共有機能があり、iCloudでファミリー共有の設定を完了している場合、「Family」というリストが自動で追加される。ここに買い物リストをリマインドとして登録しておけば、家庭内で必要な物品は無事に購入されるはずだ。
オフィスや大学の研究室などファミリー共有では対応できない人物とリマインドを共有するには、専用のリストを作成して、それを共有すればいい。Apple IDを持ち、iOSまたはOS Xの『リマインダー』を利用できることが前提となるが、それさえクリアすればファミリー共有の場合と変わらない方法で利用できる。
手順はかんたん、共有用に作成したリストを開き「共有」をタップ、現れた画面で対象の人物のApple ID(メールアドレス)を入力すればいい。まもなく、Appleからその人物のところへ『○○さんのリマインダーリスト「みんなで協力」に参加しますか?』という確認メールが届くので、承認手続きを完了してくれればOKだ。以降、そのリストに登録したリマインドはすべて登録したメンバーと共有される。