お笑い芸人の井手らっきょ(56)が、25日に放送されたテレビ東京系トーク番組『じっくり聞いタロウ』(毎週木曜24:12~)にゲスト出演し、「フライデー襲撃事件」のサイドストーリーを語った。

ビートたけし

たけしの家族に対しての執拗な取材が火種となり、写真週刊誌『フライデー』の編集部を襲撃したたけし軍団。1986年に発生したこの「フライデー襲撃事件」で、不参加だったのが井手らっきょ、つまみ枝豆、ラッシャー板前の3人だったという。

メンバーのほとんどは四谷に住んでいて、井手は少し離れた豪徳寺。四谷に集合することになったが、ガダルカナル・タカから「写真週刊誌に抗議に行く」「大したことじゃない。自宅待機で大丈夫」と言われ、素直に従っていた井手だったが、居ても立ってもいられず妻に「打ち合わせがあるから」と伝えてバイクで集合場所に向かった。ところが、そこには誰もいなかった。

当時は携帯電話もなく、皆の居場所をすぐに確認することは不可能。あきらめた井出は当時の浮気相手の家に泊まり、翌朝に帰宅した。驚く妻に井出は「打ち合わせで、そのまんま東がもう1軒、もう1軒って」と飲みに連れ回されていたことをでっち上げたが、妻は「東くん捕まったわよ……」。世間にはすでに事件が報じられていたが、井出はそのことを知らなかったがために「浮気発覚」という窮地に立たされたのだった。

ちなみに、不参加メンバーの残りの2人。つまみ枝豆は実家に帰省していて、ラッシャー板前は痔の手術で入院していたという。