ソニーおよびソニーストレージメディア・アンド・デバイスは25日、業界最長クラスの寿命を持たせた2.5インチSSD「FX-A480GSZ10C」を発表した。産業機器、組み込み用途に向けて製品化したもので、9月上旬にサンプル出荷を開始する。

FX-A480GSZ10C

内部の基板構造

業界最長クラスの寿命(同社調べ)と高い信頼性を備えたSSD。エラー訂正能力を向上させた独自のアルゴリズムを採用し、業界最長クラスの書き換え寿命を実現。機器の買い替えサイクルを伸ばして運用費用の削減が見込めるとする。また、データの読み出しおよび確認を自動的に行う「オートデータリフレッシュ機能」を搭載することで、長期間データの読み出しが行われない場合でも、読み出せない現象を防ぐ。

このほか、独自の保護技術で効率的にデータを複製し、データの書き込み途中に突然電源が遮断された場合でも破損を防ぐ、電源遮断耐性も備えている。

ラインナップは120GB(FX-A120GSZ10C) / 240GB(FX-A240GSZ10C) / 480GB(FX-A480GSZ10C) / 960GB(FX-A960GSZ10C)の4製品。価格はそれぞれ15,000円、23,000円、38,000円、57,000円(いずれも税別)。本体サイズはW100×L69.85×H9.5mm。

インタフェースはSATA 6Gbps。規格上の最大書き込み速度は120GBモデルが260MB/s、この他のモデルが510MB/s。規格上の最大読み出し速度は120GBモデルが360MB/s、この他のモデルが550MB/s。