キヤノンは8月25日、デジタル一眼レフカメラ「EOS」シリーズ向けの交換レンズ「EF16-35mm F2.8L III USM」を発表した。10月下旬の発売を予定しており、希望小売価格は税別299,000円。
EF16-35mm F2.8L III USMは、焦点距離16~35mmの大口径広角ズームレンズだ。絞り開放値はズーム全域でF2.8通し。キヤノンEFマウントに対応し、同社の高級レンズラインナップ「Lレンズ」に属する。2007年に発売された「EF16-35mm F2.8L II USM」の後を継ぐ製品となる。
レンズ構成は11群16枚。大口径ガラスモールド両面非球面レンズを2枚、研削非球面を1枚、UDレンズを2枚採用し、中央部から周辺部まで高い画質を提供する。汚れを取り除きやすくするフッ素コーティング、ゴーストなどを抑制するASCやSWCといったコーティングを施している。また、防塵防滴対応となっている (要プロテクトフィルター)。その他の仕様は以下の通り。
- 絞り羽根枚数 : 9枚 (円形絞り)
- 最小絞り : 22
- 最短撮影距離 : 0.28m (ズーム全域)
- 最大撮影倍率 : 0.25倍 (35mm時)
- フィルター径 : 82mm
- 最大径 : 88.5mm
- 全長 : 127.5mm
- 重さ : 約790g