経済産業省 資源エネルギー庁が8月24日に発表した石油価格調査(8月22日時点)によると、レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は前週から横ばいの121.7円となり、8週ぶりに値下がりが止まった。

直近1カ月の動き(出典:経済産業省 資源エネルギー庁Webサイト)

原油価格の上昇が影響

石油情報センターは「8月9~15日の原油価格が上昇に転じ、この間為替も若干円安になったため、コストが上昇した。各都道府県では値上がりが18道府県、値下がりが21県と分かれる結果となったが、これは小売店舗間の競争が影響したとみられる」と分析。来週の価格動向については「原油価格の上昇が続いており、値上がりを予想している」と話している。

都道府県別にみると、18道府県で値上がり、8都県で横ばい、21県で値下がりした。最も高かったのは長崎県の130.8円(前週130.2円)で、次いで鹿児島県の129.4円(同129.3円)、沖縄県の128.1円(同128.2円)と続いた。一方、最も安かったのは埼玉県の116.5円(同116.2円)だった。

ハイオク1リットル当たりの全国平均小売価格は前週から横ばいの132.5円と、8週ぶりに値下がりが止まった。軽油1リットル当たりの全国平均小売価格も同じく横ばいの102.0円と、3週ぶりに下落が止まった。

灯油18リットル当たりの店頭価格は前週より2円高い1,150円と、8週ぶりに値上がりした。