2016年10月からテレビ朝日ほかにて放送開始となる、本格男子フィギュアスケートの世界を描くオリジナルアニメ『ユーリ!!! on ICE』のスペシャルイベントが、8月21日(日)、「テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION」内で開催された。
イベントには、原案・ネーム(脚本原案)・キャラクター原案担当の久保ミツロウ氏のほか、勝生勇利役の豊永利行、ヴィクトル・ニキフォロフ役の諏訪部順一、ユーリ・プリセツキー役の内山昂輝、西郡 豪役の福山 潤が出演。MCは加藤泰平アナウンサーが担当した。
『モテキ』『アゲイン!!』で知られる久保ミツロウ氏と『LUPIN the Third -峰不二子という女-』『ミチコとハッチン』を手掛けた山本沙代氏が初めてタッグを組んで送る本作には、今年3月の製作発表会から高い注目が集まっており、暑い野外での開催となった今回のイベントにも1,200人を超えるファンが集まった。
開演時間になると、40万再生を突破しているティザーPVが会場に流れ、MCの加藤アナウンサーが登壇。加藤アナの促しで、出演者たちが大きな拍手に包まれながら登壇し、久保氏が「ここに来たみんなのハートを掴もうと思います!」と挨拶する。その後、加藤アナの作品イントロ紹介に続き、作品についてのトークを展開。オリジナル作品であるがゆえにまだその詳細が明かされていない本作について、久保氏は「お色気がすごい、と声を大にして言いたい! 美少女アニメに負けない!」と宣言。それに対して諏訪部が「1話からやばい。地上波ぎりぎり(笑)」とかぶせ、会場を沸かせる場面も。
さらに自身の演じるキャラクターについての印象を、豊永は「ガラスのハートを持っている。でも僕自身は毛の生えたハートを持っています」と話したが、その流れでネタバレに関わることを口走り、久保の「こういうところが豊永さんは勇利に似ていて、なんだか嬉しい」という言葉に、笑いが起こった。諏訪部はヴィクトルのことを"ナチュラルボーンでセクシー"、内山はユーリについて"ロシアンヤンキー"、福山は“勇利のバックボーンをささえている存在"とそれぞれコメントした。
アフレコ現場の雰囲気については、キャスト陣が「時間をかけ、さまざまなテイクを試しながら、オリジナルアニメの可能性を追求している。フィギュアに対しての情熱がすごいスタッフが集結している」と熱い製作の舞台裏を覗かせた。
そして、最新のPVが初公開されたが、今回のPVには新しいアニメのシーンに加え、すでにキービジュアルで解禁されている各国のライバルスケーターたちの追加キャスト8名を発表。カザフスタン選手「オタベック・アルティン(cv. 細谷佳正)」、中国選手「キ・グァンホン(cv. 本城雄太郎)」、スイス選手「クリストフ・ジャコメッティ(cv. 安元洋貴)」、カナダ「ジャン・ジャック・ルロワ(cv. 宮野真守)」、タイ選手「ピチット・チュラノン(cv. 小野賢章)」、イタリア「ミケーレ・クリスピーノ(cv. 前野智昭)」、日本選手「南 健次郎(cv. 村瀬 歩)」、韓国選手「リ・スンギル(cv. 野島健児)」といった追加キャストが明らかにされるたびに、会場には割れんばかりの大歓声が響いた。
最後の挨拶では、「スポーツものだからどうせ主人公が勝つという話ではなく、各選手ひとりひとりが主人公。バックボーンも考えて、振付・楽曲もそれぞれのキャラに併せて書き下ろしています。それを感じてほしいです!」と久保氏が締めくくった。
早くもチームワークの良さを見せた出演者全員が「とにかく面白いので見てほしい」と語った新作PVは現在公式サイトにて公開中。今後も、各国のライバルスケーターが発表予定となっているので、続報に期待したい。
TVアニメ「ユーリ!!! on ICE」PV
(C)はせつ町民会/ユーリ!!! on ICE 製作委員会