事件やトラブルの原因になりやすい「お金」。なるべく回避したいところだが、ささいなことがきっかけで思わぬトラブルに巻きこまれてしまうことも……。前回は「今まで経験した金銭トラブル談」を紹介したが、今回は、マイナビニュース会員に「お金のトラブルを回避するために注意していること」について聞いてみた。
Q.金銭トラブルに巻き込まれたことはありますか?
はい 18.1%
いいえ 81.9%
Q.(「いいえ」と答えた方にお聞きします)トラブルに巻き込まれないように注意していることがあれば教えてください。
■お金の貸し借りはしない
・「たとえ親友でもお金の貸し借りはしない」(35歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「金の貸し借りはしない!というのがすべてでしょうか」(41歳男性/精密機器/技能工・運輸・設備関連)
・「人にお金を貸さないし借りない、お金にルーズそうな人とはつきあわない」(39歳男性/証券・投資銀行/営業関連)
・「お金の貸し借りはしない、貸したらあげたものと考えるようにする」(42歳男性/エステティック・美容・理容/販売・サービス関連)
■保証人にはならない
・「連帯保証人を断る」(57歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「保証人には絶対にならない」(39歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「連帯保証人にならない」(47歳男性/輸送用機器/事務・企画・経営関連)
・「借金や保証人にならない」(56歳男性/その他電気・電子関連/IT関連技術職)
■勧誘、セールスに気を付ける
・「電話での押し売りは絶対に信用しないことです」(50歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「セールスはすべて詐欺だと思って対応してる」(42歳男性/コンピューター機器/IT関連技術職)
・「電話での勧誘などには十分注意でしている」(41歳女性/教育/公共サービス関連)
・「営業にはかかわらない、詐欺の手口を把握しておく」(49歳男性/ソフトウェア・情報処理/事務・企画・経営関連)
■個人情報、プライバシーを守る
・「個人情報に気をつける」(56歳男性/放送・新聞/クリエイティブ関連)
・「貯金の額を教えないようにする」(51歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「不用意に個人情報を明かさない」(46歳男性/教育/公共サービス関連)
・「固定電話は電話帳に乗せていない、電話に出るときも知っている声以外はあえて名前を言わないで通話を始める」(69歳男性/その他/その他・専業主婦等)
■安易に人を信用しない
・「誰も信じない」(46歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「言い寄ってくる人は信じない」(50歳男性/投資信託委託・投資顧問/営業関連)
・「お金に関しては身内を含めて信用しないようにしてる」(52歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「相手のことは簡単には信じないようにする」(20歳男性/その他/その他・専業主婦等)
■うまい話、あやしい話に注意
・「うまい話はないと肝に銘じる」(76歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「うまい話には極力乗らないようにしている」(43歳男性/教育/専門サービス関連)
・「怪しい話はきっぱり断る、無視する」(33歳男性/建設・土木/事務・企画・経営関連)
・「あやしいもうけ話には乗らない」(53歳男性/設計/メカトロ関連技術職)
■その他
・「私はお金がないですよ、と演じる」(36歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「身の丈を知って質素に生活する」(54歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「大手の会社としか取引しない」(46歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「あやふやな返事をせず、はっきりと断るか電話を切る」(62歳男性/その他/その他・専業主婦等)
■総評
最も多かったのは「お金の貸し借りをしない」という回答だった。どんなに親しい間柄であっても、お金の貸し借りが原因でもめてしまったというのはよく聞く話。「金の切れ目が縁の切れ目」という言葉もあるように、友人とお金の問題でこじれると、お金だけでなく友情も失うことに。金額の大小問わず「お金の貸し借りは絶対にしない」と決めている人が多く、どうしても貸さざるを得ない場合には「あげるつもりで貸す」覚悟が必要とのことだった。
次に注目したいのは「うまい話には乗らない」という意見。「うまい話には裏がある」と昔から言うように「ラクにもうかる、絶対にもうかる」といった話には大抵ウラがあるもの。とりわけインターネットにはこの手の「もうけ話」があふれているためうっかり惑わされないように注意したいものだ。
他にも、「ローンは組まず現金で買う」「迷惑メールは開けない」「法律の知識をつける」といったさまざまなトラブル回避法が寄せられていた。「自分は大丈夫」と思っていても、思わぬところに落とし穴は潜んでいるもの。お金に関してはどんなときも油断せず注意深くありたいものだ。
調査時期: 2016年8月3日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 304名
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません