日本マイクロソフトは19日、大画面ディスプレイを備えたコラボレーションデバイス「Microsoft Surface Hub」を、国内向けに発売すると発表した。出荷開始は8月22日から。
国内ではもともと2015年9月に出荷する予定だったが、その後「世界中で想定以上に受注があった」として出荷延期が重ねられ、日本では今回、8月22日に発売する運びとなった。
「Microsoft Surface Hub」は、55型/84型の大画面ディスプレイを備えた、Windows 10搭載デバイス。ネットワークを介した共同作業を行うべく、コラボレーションに最適化されている。たとえば、会議内容をホワイトボード機能で書き留めたり、遠隔地とSkype for Businessで接続してビデオ会議を実行したり、といった利用が可能。タッチ操作やペン入力も行え、100カ所のマルチタッチと最大3本の同時ペン入力に対応する。
「Microsoft Surface Hub 55 インチ」の主な仕様は、CPUがIntel Core i5、メモリが8GB、ストレージが128GB SSD、グラフィックスがIntel HD Graphics 4600(CPU内蔵)。ディスプレイは100点マルチタッチ対応の55型で、解像度は1,920×1,080ドット(120Hz)。OSはWindows 10。
通信機能はGigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0。インタフェースはUSB 3.0×2、USB 2.0×2、DisplayPort×1など。パッシブ赤外線プレゼンスセンサ×2と光センサを搭載。本体サイズはW1,514.3×D85.8×H806.4mm、重量は48kg。Surface Hubペンが2本付属する。
「Microsoft Surface Hub 84 インチ」は、CPUがIntel Core i7、グラフィックスがNVIDIA Quadro K2200。ディスプレイは100点マルチタッチ対応の84型で、解像度は3,840×2,140ドット(120Hz)。OSはWindows 10。本体サイズはW2,202.9×D105.4×H1,171.5mm、重量は127kg。そのほかの仕様は、55型とほぼ共通。
日本市場での販売は、"認定Surface Hubリセラー"として、内田洋行、大塚商会、ソフトバンクの3社が取り扱い、問い合わせなども受け付ける。価格は55インチモデルの参考価格が1,038,80円、84インチモデルが2,588,800円(いずれも税別)。