女優の松井愛莉がこのほど、都内の高校で行われた、CS放送「フジテレビTWO ドラマ・アニメ」のドラマ『変身』(10月19日22:30~23:30)の撮影中に取材に応じ、監督から「かわいい」と言われて赤面した。
このドラマは、フジテレビが主催する高校生を対象としたコンテスト「第3回ドラマ甲子園」の大賞受賞作。シナリオを書いた佐藤孝樹さん(17)が監督となってメガホンをとり、自身が通う高校の校舎を中心に、撮影が行われた。
ストーリーは、高校デビューを目指す主人公・桜井祐介(戸塚純貴)が、同じ中学の友人・河野響(堀井新太)の力を借りて、憧れの女性・黒木美寿々(松井)に告白するまでの紆余曲折を描くもの。
佐藤監督は「ドラマ甲子園」の受賞会見で「いろんなドラマを見て、自分の中でできた理想的な女性像を考えて書きました」と話していたが、撮影に入って松井と対面し、「今まで生で会ってきた女性の中で、一番かわいい」とほれぼれ。自身はあまり女性と話したことがなく、監督でありながら、なかなか目も合わせられなかったそうだ。
また、松井の演技について「理想を超えました」と絶賛で、「首をかしげるしぐさがかわいいですね」と、具体的な胸キュンポイントも告白。「もっとかわいくお願いします」とムチャぶりな演技指導をして、松井を「その注文は難しい…」と困らせることもあるそうだ。
しかし、佐藤監督は受賞会見の際、理想の女性を「堀北真希さん」と答えており、それを知った松井は「あれっ!?」と困惑。慌てた佐藤監督は「もともと一番好きなのは松井さんです!」と強調し、これを聞いた松井は「本当ですか?って聞き返したくなりますけど、恥ずかしいですね…」と赤面しながら、「ありがたいです」と感謝した。
取材会には戸塚と堀井も出席。戸塚は、自身が演じる祐介が、監督が自分を投影している部分もある役であるため、「監督の思いを自分が背負って演じなければいけない」と気を引き締め、堀井は脚本を読んで「これ高校生が考えたの?っていうくらい緻密に計算されていて、ものすごく面白い作品になるんじゃないかと思いました」と期待を語った。
主要キャストの松井は19歳、戸塚と堀井は24歳で、自身より年下の監督の作品は初めてだというが、年齢も近いとあって、現場の雰囲気は和気あいあい。取材会では、堀井が「脚本に難しい言葉があるんです。『深遠』とか、他には…」と思い出そうとすると、監督が「『簡略化』とかですか?」と尋ね、戸塚が「えっ、バカにしてる!?」とツッコミを入れる場面も見られた。
なお、ドラマ本編の放送前(22:00~22:30)には、このメイキング番組が放送される。