台湾MSIは18日、3GBのグラフィックスメモリを搭載したNVIDIA GeForce GTX 1060カード「GeForce GTX 1060 GAMING X 3G」を発表した。23日に発売し、店頭予想価格は税別29,800円。
NVIDIA GeForce GTX 1060は、Pascalアーキテクチャベースの"GP106"コアを採用したミドルレンジGPU。すでにグラフィックスを6GB搭載したモデルが販売している。3GB版ではメモリ容量に加えて、CUDAコア数も6GB版から128基少ない1,152基で、その分価格を抑えて、優れたコストパフォーマンスを実現するという。
「GeForce GTX 1060 GAMING X 3G」では、独自クーラー「TWIN FROZR V」を搭載。ブレードにひねりを加えた「トルクスファン 2.0」と、ヒートパイプ、ヒートシンクを組み合わせて冷却効果を高めた。
動作クロックは、付属の「Gaming App」から「OCモード」を選択することで、ベースを1,594MHz、ブーストを最大1,809MHzまでオーバークロックできる。また「Gaming App」からパフォーマンスと静音性のバランスを取る「ゲーミングモード」、ファンノイズを最小限に抑える「サイレントモード」といった動作モードを切り替えられるほか、システムのモニタリングやLEDの制御なども行える。
主な仕様は、CUDAコア数が1,152基、動作クロックがベース:最大1,594MHz、ブースト:最大1,809MHz、メモリは192bit接続の3GB GDDR5、メモリクロックは最大8,108MHz相当、TDPは120W、補助電源コネクタが8ピン×1。出力インタフェースはDL-DVI-D×1、HDMI 2.0b×1、DisplayPort 1.4×3。本体サイズはW277×D140×H39mm、重量は1,017g。