ベネッセホールディングスは8月18日、「専門学校での学びと社会への移行に関するふりかえり調査」の結果を発表した。同調査は3月、20~49歳の専門学校(専修学校専門課程)を卒業した3,771名を対象に、インターネット調査で実施している。
「専門学校を卒業後、社会に出た卒業生は現在の仕事にどの程度満足しているのか」を聞いたところ、「とても満足している」+「まあ満足している」の割合をみると、「現在の働き方」は65.1%だった。「現在の収入」は40.1%、「現在の仕事上の人間関係」は65.7%、「現在の仕事上の地位」は65.2%となった。
「卒業後の働き方」について聞いたところ、「定着率」(専門学校在籍時の専門分野と関連する領域の仕事に就いている比率)は、81.5%で「医療分野」が最多となった。次いで、「教育・社会福祉分野」(69.0%)、「工業分野」(67.2%)となった。
「正規雇用率」をみると、「工業分野」(75.6%)が最多に。以降「医療分野」(74.0%)、「教育・社会福祉分野」(70.7%)、「商業実務分野」(61.6%)と続いた。
「平均年収」をみると、1位は「工業分野」で378万円だった。続く2位は「医療分野」(353万円)、3位は「農業分野」(322万円)。以降、「商業実務分野」(307万円)、「教育・社会福祉分野」(285万円)と続いた。全体の平均は316万円となった。