エコンテは8月18日、スマートフォン向けゲームアプリ「Pokemon GO(ポケモンGO)」の課題と効果に関する利用実態調査の結果を発表した。

運動面やコミュニケーション面でポジティブな変化

ポケモンGO利用者のうち、歩きスマホ経験者は73.2%。年代別にみると、20代の87.0%が最も多く、次に10代の86.0%となり、逆に最も少なかったのは60代以上の53.0%だった。また歩きスマホ経験者に、ポケモンGOを利用する前後で歩きスマホをする頻度がどう変化したのか尋ねたところ、8割以上が「増えた」と回答した。

立ち入り禁止区域や利用を禁止された環境で利用したことが「ある」は18.3%、「ない」は81.7%で、ほとんどの人がマナーを守っていることがわかった。

ポケモンGOがきっかけで新たに購入したものを聞くと、82.3%が「ない」、17.7%が「ある」と回答。新たに購入したものがある人が実際に購入したものとしては、「モバイルバッテリーなどの充電機器」が58.5%で最多、次いで「暑さ対策グッズ」が31.1%、「運動靴などのウォーキング用品」が22.6%と続いた。

ポケモンGOがきっかけで新たに購入したものを教えてください(複数回答可

ポケモンGOを始めて生活に起こった"ポジティブな変化"を聞くと、「散歩の機会が増えた」(男性/59歳)などの運動面での変化や、「親との会話につながった」(女性/22歳)といったコミュニケーション面での変化を挙げる人が目立った。

"ネガティブな変化"については「目的地に着くのに時間が掛かる」(女性/61歳)、「電池の減りが早くて、重要な時に利用できない」(女性/29歳)といった意見が寄せられた。

調査期間は2016年8月8~9日、有効回答は16歳以上のポケモンGO利用者600人。