Rakuten Koboは8月17日、電子書籍リーダー端末「Kobo Aura ONE」を発表した。7.8インチと大きなE Ink電子ペーパーディスプレを搭載している。価格は米国で229.99ドル、カナダで249.99カナダドル。日本では9月6日に発売になる。
E Inkディスプレイを搭載したAmazonのKindleシリーズはいずれも6インチであり、Koboは7.8インチのAura ONEを「ハードカバーサイズの読書体験」とアピールしている。E InkディスプレイはCartaで、解像度は1872×1404 (300ppi)。タッチスクリーンになっており、操作ボタンのない本体は195.1×138.5×6.9ミリとコンパクト。重さは230グラムだ。
Eインクディスプレイは直射日光の下でも紙のように快適に読め、暗い場所ではフロントライトがスクリーン全体をむらなく照らし出す。ComfortLight PRO技術を備えるAura ONEは、自然光の自動設定にすると環境光センサーを利用して、常に自然で目が疲れない明るさに自動調整する。夜間には、睡眠に影響を与えると言われているブルーライトを抑制する。
Kobo Aura H2Oで採用された防水・防塵性を受け継いでおり、Aura Oneの防水性はIPX8対応、水深2メートルで最大60分の使用が可能だ。ビーチやキャンプ、台所やバスルームといった場所でも安心して読書を楽しめる。
プロセッサはSolo Liteで、RAMは512MB。内蔵メモリは8GB。電子書籍を約6000冊収められる。インターフェイスはWi-Fi (802.11 b/g/n)とMicro USB。バッテリー持続時間の目安は約1カ月となっている。対応ファイル形式は、EPUB、EPUB3、PDF、MOBI、JPEG、GIF、PNG、BMP、TIFF、TXT、HTML、RTF、CBZ、CBRなど。
同社はまた、廉価モデルKobo Auraを「Kobo Aura Edition 2」にアップデートした。6インチ、解像度1024×768(212ppi)のCarta E Inkタッチスクリーンを搭載。ComfortLight技術に対応するフロントライトを備える。内蔵メモリーは4GB、インターフェイスはWi-Fi (802.11 b/g/n)とMicro USB。サイズは159×113×8.5ミリで、重さは180グラム。9月6日に米国やカナダなど10カ国で発売になり、日本では2017年に発売される予定。価格は米国で119.99ドル、カナダでは129.99カナダドル。