子どもの教育環境が良さそうな都道府県トップ10は?

夏休み中、実家に帰省したり、旅行に行ったりと、いつも住んでいる場所とは異なる地域に足を運ぶパパ・ママは多いだろう。そんなとき、自分の育った場所や、旅行先の環境に憧れを持つこともあるかもしれない。

そこで今回は、子どものいるマイナビニュース会員300名に「子どもの教育環境が良さそうな都道府県」について聞いてみた。

Q.子どもの教育環境が良さそうな都道府県はどこですか?

1位「東京都」(22.0%)
2位「北海道」(16.7%)
3位「秋田県」(5.3%)
3位「沖縄県」(5.3%)
5位「長野県」(5.0%)
6位「神奈川県」(4.7%)
7位「富山県」(3.3%)
7位「福岡県」(3.3%)
9位「福井県」(3.0%)
10位「愛知県」(2.7%)

「東京都」
・「いい意味でも悪い意味でも勉強になるから」(42歳男性/フードビジネス/販売・サービス関連)
・「多くの種類の学校があり、選択の余地が大きいから」(50歳男性/公益・特殊・独立行政法人/公共サービス関連)
・「学習塾が充実している」(57歳男性/官公庁/事務・企画・経営関連)
・「学力レベルが高い。教育リテラシーが高い」(40歳男性/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)
・「最先端のサービスや、情報があると思うから」(33歳男性/生命保険・損害保険/営業関連)

「北海道」
・「空気がきれいで安全そう」(32歳女性/銀行/営業関連)
・「住んでいる人が素朴で優しそうだから」(33歳男性/官公庁/公共サービス関連)
・「自然が豊かだから」(35歳女性/ソその他/その他・専業主婦等)
・「寛大な人に育ちそうだから」(48歳男性/フードビジネス/事務・企画・経営関連)

「秋田県」
・「教育への取り組みが良い」(50歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「全国学力テスト等の実績があるから」(63歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「学力が高いと聞いたことがあるので」(34歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「子どもが少ないぶん、教育が手厚そうだから」(39歳女性/その他/その他・専業主婦等)

「沖縄県」
・「子育て環境にばっちり。海がきれい」(37歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「自然もあり、独特の環境なので」(40歳男性/その他電気・電子関連/その他・専業主婦等)
・「自由奔放に育てられそうだから」(54歳男性/その他電気・電子関連/営業関連)

「長野県」
・「のびのびしていられそう」(51歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「風紀上良くない施設があまりなく、自然に恵まれ、勉学の町といった印象がある」(50歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「自然が多く、土地も安い割に生活は便利」(55歳男性/専門コンサルタント/専門職関連)

「神奈川県」
・「適度に教育に良い施設などがそろっている印象なので」(40歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「適度に田舎も近く、東京にも近いから」(48歳男性/コンピューター機器/IT関連技術職)

「富山県」
・「県の教育予算がたくさんあると聞いたことがあるから」(42歳男性/食品/その他技術職)
・「県庁所在地の市域は子どもに限らず、みんなが住みやすいと聞き及んだことがあるので」(52歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)

「福岡県」
・「都心部と田舎がうまく融合しているから。学べることが豊富にあり、外からのお客さんも行き来しているので交流の場としても良いと思う」(38歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「今住んでいるからというのもありますが、自然が残り、のんびりした環境だと思います」(55歳女性/その他/その他・専業主婦等)

「福井県」
・「教育に力を入れていると聞いたことがあるし、幸福度が高い県だから」(44歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「学力テストも上位だし、いろいろ環境が良さそうだから」(42歳女性/広告・出版・印刷/その他・専業主婦等)

「愛知県」
・「以前住んでいた時、無料駐車場を備えた大規模な公園が多く、子どもを遊ばせる場所に困らなかったので」(48歳男性/その他金融/事務・企画・経営関連)
・「住民が穏やかで、キリキリしていないイメージがある」(40歳女性/その他/その他・専業主婦等)

■総評

調査の結果、1位となったのは「東京都」だった。塾や学校などが充実していることなどから、学力面に関して、最先端で水準の高いものを求める人が支持しているようだ。一方で、2位の「北海道」は自然の豊かさが評価されていて、「子どもがのびのびと育ってくれそう」という意見が目立った。次いでランクインしているのは、近年、全国学力テストの上位県として有名になっている「秋田県」。学力向上に向けた県の取り組みを、ニュースで目にしている人も多いようだった。

4位以下の回答でも、自然の豊かさや、自治体の教育への取り組みが評価されている印象。7位の「福岡県」と10位の「愛知県」は、回答者が実際に住んだことがあったり、出身地であったりするという理由から、選んでいる人が多かった。

仕事や家族の都合で、誰もが住みたい場所に住めるわけではないが、少しでもいい環境で子どもを育てたいと思う親は多いはず。移住先の1候補として検討してみてはいかがだろうか。

調査時期: 2016年7月14日～2016年7月15日
調査対象: 子どもを持つマイナビニュース会員
調査数: 300名(男性205名、女性95名)
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません