R2-D2とケニー・ベイカー(C)BANG Media International

『スター・ウォーズ』のR2-D2役で知られる俳優ケニー・ベイカーが13日、闘病の末に亡くなった。81歳だった。小人症で身長3フィート8インチ(約112センチ)であったケニーは、甥によって亡くなっているところを発見されたようだ。

ケニーの姪アビゲイル・シールドさんは、ガーディアン紙に「わかってはいたことですがやはり悲しいですね。ケニーは満ち足りた長い人生を送りました。人々に幸せをもたらし、世界中から愛されたことがこれからも称えられることでしょう。彼が人生の中で成し遂げたことをとても誇りに思います」とコメントした。

また、「ケニーは肺に問題を抱えていて、車いすで生活しなければならないこともよくありました。長い間体調があまりよくなかったのです」と説明。「ロサンゼルスで行われた『スター・ウォーズ』のプレミア試写会にも招待されたのですが、そこまで移動するには体が弱りすぎていました。幸運なことにジョージ・ルーカスがマンチェスターに来た時には再会することができましたよ」と明かした。

さらにアビゲイルさんは、「ケニーが子供のころ、成人までは生きられないだろうといわれていました。その当時、小人症を患っている人たちは寿命が長くなかったのです。しかしケニーはとても長く生きることができました。ここ数年間は体調が思わしくなかったので、もう長くないとは覚悟していました。ケニーの甥の1人が面倒をみていて、土曜日の朝亡くなっているのを発見しました」と続けた。

ケニーは『スター・ウォーズ』以外にも、『エレファント・マン』『バンデットQ』『フラッシュ・ゴードン』などにも出演していた。

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